ヨーガにおける食事のお話
みなさん、毎日の食事についてどれくらい意識していますか?
食事内容だけでなく、何を食べるか、いつ食べるか、どれくらい食べるか。
ハタヨガにおいてアサナやプラーナヤーマを行うにあったっての、準備段階として食事のことが記載された部分があります(ミタハラ HYPⅠ−58章〜66章)
まず食べる量ですが、胃の2/4が固形物、1/4が液体、1/4を空けておくとされています。
1/4のスペースを空けておくことで、スムーズな消化に役立つのです。
そのため未消化物が胃の中に残ることを防ぎます。
そして避けるべきものや、食べると良いものが記されています。
避けるべきもの:
苦い、酸っぱい、刺激的、塩辛い、塩辛い、熱い、緑の野菜、腐った粥、油、マスタード、セサミ、アルコール、魚、肉、ヨーグルト、バターミルク、クラッタ(豆)、ベリー、揚げ物、あぎ(植物)、ニンニク・・・
再加熱(乾燥する)、極端にしょっぱくて酸っぱい多量の野菜、精製されたもの・・・
食べるべきもの:
良質の穀物(麦、米等)牛乳、ギー、砂糖、バター、蜂蜜、乾燥ショウガ、フルーツ、野菜・・・)
また火の側や、女性と集った場所で食べること、長旅、悪人と一緒にいると良くないなどという記載も食事のところにみられます・・・色々な決まりがありますね(笑)
確かにこれらはヨーガの修行を行うにあたり、必要だとされていることです。
しかし大切なのは、「自分の好みのものを食べる」ことであるとの記載もあります。
私は体調が整っている時ほど、上記の食べるべきものや避けるべき物の食事傾向に自然と向いていきます。食べたいものが、食べるべきものになっている状態です。
ですが疲労が強かったり、ストレスが溜まってくると、甘いものや高カロリーなものに目がいきがちになったり、食事量が増えたりもします。
「好みのものを食べる」という言葉の解釈もそれぞれだと思います。
欲望に任せてジャンクなものや、添加物たっぷりのものを気が済むまで食べることが「好みのものを食べる」ことなのか。
それとも身体が求めるものを考え、自分の身体を構成するのに好ましいものを「好みのもの」として食べるのか。
食のコントロール。難しいものです。
でも基本的には目の前にあるものを美味しく食べる。そして感謝して食べること。それが一番大切なんだと思います。
We are made of what we eat.
自分を大切に。
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