3月27日ヨガクラスFB
こんにちわ。今日はsokoyoga3月のクラスを行いました。
テーマは「視点」前回の記事もその関連です。
インドの学問的に言うと今日は「Jnanayoga:ギャーナヨガ」に関係が深いクラスを意識しました。Jnanayogaとは一言で言うと「知識のヨガ」です。
インドのヨガの大学の資料を私なりに訳すと・・・
「経験的な感覚であろうと、超越的な感覚であろうと知識というものは根拠が必要となる。それは論理的な能力の発達や、開かれた心、物事の真偽・善し悪しの定義、様々な視点からリアリティを捉え、検討する能力(予期しない結果が現れた時も含める)等、多くの構成要素から成る。」
簡単に言うと・・・
「知識」には「根拠」が必要である。ある知識が本当に正しいかどうかは、それがどのようなものであれ、自分自身の能力を使って検討し判断する必要があります。
その時に自身の判断能力はどの程度?心の状態は?判断の定義はどのようにしている?複数の視点から見つめることが出来ているか?偏った考えになっていないか?など注意すべき部分があります。
ある知識や考え方を経験を通して、本当の意味での「知識」として身につけること。
それを手助けしてくれるヨガアサナがあります。
具体的にはViparita Karani/Sholder Stand/Head Standなどの逆転系のアサナ。
もう一つ代表的なのが、Brahmamudraというアサナです。
まずはViparita Karaniについて説明します。Viparita Karaniは老人を象徴していると言われています。「高齢者」を考えた時に、一つの見方として身体が不自由になり、生産性がなく、もう使えない・・・人生の価値が薄れていく・・・という見方。もう一方では、異なる見解やより広い視野を持ち、人間としてのバランスがとれ、ポジティブであったり、論理的で建設的な考え方が出来るといった見方。前者と後者は同じ「高齢者」を表す表現ですが、全くことなった印象や、意味合いを創り出します。
私たちはこうやって偏った視野で物事をみるのではなく、あらゆる視点から物事を捉えながら自分の「知識」を構築していく必要があります。それをアサナを通して学びます。
次にBrahmamudraについてです。前後左右に首を動かす簡単なアサナではありますが、身体的レベルだけでなく、より広く深いレベルにおいての学ぶべき要素を含んでいます。世の中の東西南北全ての方向を見渡し、全ての物事に開いた心で接していくことを身につけます。
「ヨガは私たちに知識を与える訳ではないが、(既にある知識を)習得する能力を与えてくれる」そのようにも示されています。
今日はシークエンスの中で、この二つのアサナを取り入れ行いました。また視点が変わることでの身体と心の変化にも少し意識が向けられるように声かけさせていただきました。
知識を吸収する時の、自分の姿勢。態度。
いつも決まった一方向になっていないでしょうか?
私自身も今一度この点を見直しつつ、より柔軟で、広く捉えられる人でありたいと思います。そうすることで自他を否定することがなくなり、受容することにつながるのではないでしょうか。
クラスではこの他にも、コップの水の話や、自分自身の捉え方のお話等少しさせていただきました。一つのアサナにも様々な意味があります。単なる身体の動きではなく、深い深い意味があります。それが私がヨガを愛してやまない理由でもあります。
今日もクラスの前にヘッドスタンドやアームスタンドをしばらく練習して、新たに気付いたことがありました。それについてはまたの機会に書いていこうと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。
shanti
0コメント