IYAインターン_IYAイベントでのモーディー首相のスピーチ
今日から6月が始まりました。IYA主催のオンラインIDYイベントも開始、インド首相Narendra Modi氏によるスピーチとともに幕開けとなりました。
以下へモーディー首相のスピーチの概要の一部を紹介したいと思います。
ブログ用の意訳ということをご了承ください。
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今年のIDYのテーマは"Vasudeve Kutumbkam"世界は一つの家族です。
世界最古の文献群とも言われるリグ・ヴェーダに記載されるマントラに、
皆が幸せであるように、、、
皆が病気になりませんように、、、
皆に良いことがありますように、、、
皆が苦しむことがありませんように、、、
と記載されているようにインド人のビジョンは常に世界に目を向けており、普遍的なものであった。そして今私たちは"One Earth, One Health"という同じ方向に向けて歩もうとしている。これは人間だけのことではなく、植物から動物、土壌から河川まで、私たちを取り巻くすべてのものを含む。環境が健康であれば、私たち人間も健康でいられるのです。
よく病気がなければ健康と言われますが、インドの健康観はこのレベルにとどまりません。
病気がないことは、健康への道のりの過程にすぎず、目指すものは身体的/心理的/社会的なウェルビーイングです。このビジョンを実現するためにもインドはG20の議長国としての道を歩み出しました。
インドの医師は世界へも大きな影響を与えています。インドの多様な文化、環境、社会においてトレーニングをしてきた医師やその他の医療従事者は、様々な状況下でも必要とされるスキルを身につけています。医学は大きく進歩していますが、その医療が一人一人に届く必要があります。最後の一人にまで届かなければいけない。
コロナ禍にインドは3億回分のインド製のワクチンを100カ国以上に供給してきました。
これは、私たちの能力とコミットメントの両方を示しています。
インドの健康観は伝統的にホリスティックなもので、疾患予防と健康増進へ向けての偉大な伝統を持っています。ヨーガやメディテーションは特に世界的なムーブメントとなっています。インド伝承医学であるアーユルヴェーダもウェルネスのための完全な規律を示した学問です。世界はストレスや生活習慣病に対する解決策を模索しています。
ヘルスケアの課題に対する課題は、その国だけのものではなく、統合的/組織的な対応が必要です。誰もが医療にアクセスでき、安価に医療が受けられるようにすること。これはインドだけでなく、世界中の人のために必要なことです。この方向で世界的な協力を強化していけると確信しています。「一つの地球、一つの健康」
この言葉を持って、歓迎の言葉とさせていただきます。
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ちなみに2022年4月にはWHO伝統補完代替医療のグローバルセンターがインドに設置されています。今後伝統補完代替医療への注目が高まる中、インドのヨーガ、アーユルヴェーダ、ナチュロパシーなどもこの分野でさらに普及していくことになると思います。WHOからはmYoga Appというヨーガアプリも出ていますし、インド政府Ayush省YCB認定のヨーガ資格制度にはセラピー部門も設置されています。世界の動向、インドの動向、ヨーガの動向がますます愉しみですね。
今日は6月18日に開催されるIYA Delhi Chapterの主要メンバーのミーティングがありました。
会場はこちらAnuvrat Bhavanにて行われる予定で、どんなイベントになるか楽しみです。
こちらもまたレポートしていければと思います。
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