インド留学期:寮での生活
コース開始からちょうど2ヶ月になります。
色々なことがそれなりに軌道にのって来た感じがあります。
電動バイクも来たので、学内での移動や買い物においてストレスフリーです。
学生としては、最近は鬼のようなレポートとプレゼンに追われる2週間。
未だに英語もままならない状態なので、猛烈に時間がかかります…。
しかしこれも良い機会…練習練習…
さらに留学生用の英語の補習に参加。毎日みっちり2時間です。
ヨーガ学科のコース開始が通常より遅かったので、留学生用の英語試験に間に合わず。英語試験を受けていない生徒用の補習授業+来週は英語の試験です。
試験用に5,000Rsを徴収されました。
そして…万が一落ちたら次は10,000Rsという罰金+さらに追試。
なんたる仕打ち…。。。
英語の授業の内容は「料理のレシピ」「正式な手紙」「友人や家族への手紙」「テクノロジーのメリット・デメリット」等の文章やエッセイの練習、同意語、対義語等を扱います。これらがそのまま試験内容となるようす。
語彙力がない私には結構良い勉強になっています。
「料理のレシピ」では、友人に習ったインド料理(キッチェリー)について書いたら「おおお!私もこれと同じ作り方してる!」と嬉しそうな反応。
インドの人の前では、インドをこれでもか!というぐらいに持ち上げると喜んでくれます。
なんだかんだ英語のクラスは楽しく終了、来週火曜は試験本番です。
さてさて、前置きが長くなりましたが今日は寮での生活について少し紹介していきたいと思います。
国際学生寮は男子寮、女子寮に分かれていますが、女子寮は42部屋。
シングルルームとダブルルームがあります。その他敷地内フラット式のアパートを3-4人の学生で共有するという選択もあります。が、こちらは見学に行きましたが人数が少ない分密着度が高いので丁重にお断り、、、通常の寮の方が良い距離感を保てるような気がします。
こちらの寮、トイレ・バス、キッチンは共有です。
私は運良くシングルルームを確保(権力様々な件…)。
広い部屋ではないものの、勉強机やクローゼットもあり十分です。
トイレ、キッチンは共有ですが、電磁調理器を始めフライパンなどの備品は全て個人で用意。
冷蔵庫は一台共有ですが、それ以外の個人の冷蔵個が1フロアにつき5-6台並んでいます。私はひとまず共有のものを一緒に使用。
シャワーは毎度のインドのごとく壊れていてどれも使えませんが、どうにかお湯は使用可能。いうか、カップ麺が作れそうなくらいの温度のお湯が出てくるので、絶妙な案配での温度調整が必要です。
セキュリティーは結構しっかりしていて、迷彩服を来たインドの警備員さん(女性)が、入り口に24時間態勢で待機、寮生以外の立ち入りは厳しくチェックが入ります。基本的にほぼ立ち入りは禁止なのですが、下痢になった時にクラスメイトがお見舞いに来てくれたので、面会者名簿は未だにほぼ私への来客で埋め尽くされています。
ちなみにお隣さんはベトナムの尼僧さん、お姉さんが日本で働いているとのことで、日本のジャスミン茶や目薬などを愛用中。
英語学科で勉強をされています。全体的なベトナムの尼僧さん率も高く、サンスクリット学科、パーリー語学科、哲学科など仏教に関連しつつも幅は多岐に渡っています。
お向かいさんは、バングラディッシュの超美人学生。ヨーガ学科と同じく今年から開始となったダンス学科修士課程を履修中です。
毎日伝統舞踊の練習のため朝練のクラスに通い、夜も遅くまで練習。
全体としては、アフガニスタンやイラクからの学生さん率が高めです。
その他アフリカ、ブータン、トルコ、ミャンマー等。
みなICCRという奨学金制度を使用して留学に来ている学生さんが大半を締めています。それぞれ奨学金制度の選考を突破してきている学生さん達なので、結構真面目にレポートやプレゼンに取り組んでいます。
朝にキッチンで会うと、「昨日は2時までレポートやってたの」なんていう会話が飛び交います。
先日も少し触れましたが、紛争状態にある国では学校もすぐ休講になり勉強もままならないとのこと。帰国後もすぐ仕事が見つかるとは限らないので、卒業後の「先も分からない」状況が多いようです。
それぞれの学部学科によって授業時間も異なるので、朝夕の時間のキッチンがコミュニケーションの場になります。
授業のこと、インド式試験のこと(超ロング記述式)、買い物中の出来事、抜け道見つけたよーなど日々の出来事を共有。時に国のこと、家族のことなどを話します。
最近はヨーガをやってみたいという声が集まり、朝6:30-7:30に寮の屋上でプチヨーガセッション。アフガニスタンンの学生さんやベトナムの尼僧さんなどとともに朝ヨーガ。
今まで個人的にスークシュマヴィヤヤーマやスーリヤナマスカーラには否定的派でしたが、一応ここは共通ヨーガプロトコールに沿って開始。
初心者向けやウォーミングアップとしては、使いようによっては結構便利な体操のように思います。特に若い人には「運動してる」「身体にいいことしてる」という満足感があります。
もちろんその後は、ヨーガアーサナ、カパーラヴァーティ、プラーナヤーマ、ちょっとした瞑想時間、と続いていきます。
少し驚きましたがアフガニスタンでは宗教の関係で「ヨーガが禁止されている」とのこと。しかし「宗教じゃないんでしょ」「健康にいいならやりたいわ、家族にも教えたい」「アフガニスタンは肥満が多いのよ」「ストレスで気持ちも不安定だし」と身体的な健康や、心理的な落ち着きを求めてヨーガに対して前向きな姿勢をみせてくれます。
ベトナムの尼僧さん達は、ヴィパッサナーの練習者でもあります。
クラスの最後に、鼻先への意識の集中を取り入れることで、ヨーガから瞑想へのシームレスな移行のコンセプトを実感してくれている様子。
ヨーガのおこりがちな間違い(Misconception of Yoga)で、真っ先に取り上げられる「ヨーガは宗教である」というものを否定。
ヨーガの練習法は様々な宗教文化の中で取り入れることが可能。
そして、仏教の瞑想の練習等にもヨーガの身体的技法の練習は有効。
教科書に出てくることが、きちんと現場で起っています。
国際寮、バンザイです。
ちなみに、インド人学生寮では近々ヨーガ学科の講師によるヨーガクラスが始まるとのこと。60分のセッションで、プレイヤー、スークシュマヴィヤヤーマ、スーリヤナマスカーラ、アーサナ、プラーナヤーマ、プチ講義(12分)での構成。少しキツキツに見えますが、、、健康づくりの一環としてのヨーガの漸進が着々と進んでいます。
ちなみに、このプチ講義の部分を私たちMAの学生が日替わりで授業を担当する予定です。
来週はディワリというインドの大きなお祭りが再びやってきます。
5連休!ディワリにも連休用スペシャル宿題でるとことですが…宿題に負けずお祭り楽しみます!
写真は、先日の留学生向けラーマーヤナ鑑賞会、郵政局主催の歴代切手の展示会での写真が地元新聞に載ったもの笑
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