インド留学記:入学許可書の取得、ホームレスからの脱出編
さて本日は8月24日、インドに到着して7日目です。
正直、富士山に登るよりも大変な1週間でした。
少し遡ること8月10日、インドからの連絡も来ないため、お盆の機会に94歳の祖母に会うため大分へ。すると翌日8月11日に、「8月20日(火)10時からコースが始まる。」との連絡。親戚一同が揃う中、急にインドとのチャット連絡、一人でパソコンに向かって航空券の手配…さらに日本は大型台風10号問題の渦中。
台風を避けて帰省を短縮、14日に名古屋へ、17日にバンコク経由でインドへ出発、18日にインドの救世主ラトールさん宅に到着。
あ、でもきちんと観光地ランキングNo1と言われる大分県で、温泉食事を満喫、台風被害の取材で地元の新聞に載るというオモシロ経験まで出来ました。
バンコクではトランジット中にタイの親友Vanda宅で休憩。
19日からは怒濤の手続き…
というのも、「全ての手続きが終わらないと、寮の申し込みが出来ない」というのです。そして女子留学生用の部屋は40部屋、15人が待っている状況とのこと。
以前「寮はあるから大丈夫」ということを言っていたので、他の下宿先のことなど考えてもいなかったのですが、突如の大ピンチ…
え、私、家なしですけど…
しかし…結果から言うと、無事に昨日寮に移ることが出来ました!
なぜか…それは「コネ」という名のインド的事情からです。
なんだかここは、「権力様様社会」なのです!
学部長レベルのお力をこれでもか!というほどに借り、上からの権力をぶんぶん振り回して、15人のごぼう抜き、難しいと言われていたシングルでの部屋を獲得しました…
部屋は正直「箱」のような感じですが、シングルには十分の大きさ、クローゼットもあるし、隣のお部屋はベトナムの尼僧の方が住んでいます。
月の費用は3,000Rps、デポジットに10,000Rps(退寮時に半額返金)とのこと。
トイレ、キッチンは共用スペースとなっており、備品は全て自分で揃える必要があります。電磁調理器、冷蔵庫などが沢山並んでいます。
寮確保までの経験を通しての教訓…
インド社会では「コネが必要不可欠である」…
〜〜〜入学許可書の取得から寮確保までの流れ〜〜〜
・ 国際センターで全ての書類の原本とコピーの提出(大学卒業証明書、成績証明書、ディプロマの卒業証明書、成績証明書、パスポート、ビザ、写真等)
・ 入学金の支払いのためのレシートをオンラインから取得
・ 大学内の銀行へ行き1,152USD(入学金997USD、健康診断費用80USD、医療保険75 USD)の支払い(窓口でUSD またはINRの現金支払い)
ちなみにUSDでの支払いでは全ての札番号を記入。
・ 宣誓供述書へのサインと、その支払い(大学外部:自分じゃ絶対分からない場所!)
・ 入学許可書の取得(学部長のサインをもらうのに数日)
・ サイン入りの入学許可書の取得!これが一番大切!
・ 学部でも国際センターと同じように全ての書類の原本とコピーの提出
・ 学部にてオンライン、クレジットカードで学費の支払い。
・ キャンパス内の出入り許可証のための手続き
これら全てを終えて、特に、「サイン入りの入学許可書」を持って、初めて寮の手続きが開始となります。
・ 寮への申し込みエントリー
・ 入学許可書のアップロード
・ ビザのアップロード
・ 寮の入学許可が出たら、支払い証明書の発行
・ 校内の銀行へ行って、INR現金で寮費の支払い
・ 支払い証明書を持って寮のオフィスへ行き、寮の鍵、部屋をゲット!
ちなみにもし寮が確保できない場合は、自分で大学外の部屋を借りる必要があります。プネーに慣れ親しんでいて土地勘のある人なら良いでしょうが、そうでない場合は部屋を借りるにしても、現地の友人などの助けが必要になると重います。
寮が確保出来るまでは、ラトールさん宅での居候生活。
夜はラトールさんの日本語学校のお手伝い。
本当に、本当にお世話になりました。
寮に移れて嬉しい反面、少し寂しい気持ちも。
とはいえ、やっと落ち着いて生活できる秘密基地が確保できたこと、勉強への環境が整いつつあることに感謝感謝です…
明日は日曜日、キッチン用品などを購入に行きたいと思います。
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