常滑モリーナWS 「心穏やかに暮らすヒント」を終えて

先日常滑の器屋さんとのコラボ企画2回目 「心穏やかに暮らすヒント」というテーマでのWSを行わせていただいてきました。


今回は「アサナ以外のヨガ」という部分を強調しつつ、ヨガの基本である「アシュタンガヨガの八肢則」のお話や呼吸法の話など、私が今までインドや日本の師に学んできたことをまとめ、またヨガを通しての経験を共有させていただく形で行わせていただきました。

WSの資料や内容を考えている過程で、

スワミサッチナンダジ著のインテグラルヨーガを読み返していたところ、私にとってかなり衝撃的な言葉がありました。

それは「ヤマ・ニヤマのうちの一つを実行すると、残りの全ても自然に行われることになる。一つが完成されると、集中と瞑想、更にはサマディがもたらされる。その美質が一つ獲得され性格化されるだけでも、心は清浄で静穏となる。だからその時には瞑想をする必要はなく、われわれはいつも瞑想しているのである。」という部分です。

ヤマ・ニヤマとは「他者に対してどう接するべきか、自分に対しどう接するべきか」を各5項目、全10項目で示した規律です。

例えば、「非暴力」身体的、言語的、または思考においても暴力的な態度をとらないこと。

これを徹底的に極めることにより、人は心穏やかになることが出来ると言っているのです。

その場合は瞑想をすることさえも必要ではないと。


人それぞれ、性格・性質が違うためその人に合ったヨガのあり方というものがあると思います。そもそも大昔にインドの修行僧が行っていた行法を、そのまま今の日本人が取り入れることには無理があり、現代日本のスタイルにある程度合わせないと継続することは難しい。


それぞれの生活スタイルに合わせて、ヤマ・ニヤマを意識してみること、「今この瞬間」に立ち返ること、そのために呼吸法や瞑想法を使用してみること。または歩いている自分の感覚や、感情に意識を向けてみること。

私は通勤電車の中でよく呼吸を感じ、調整することがあります。

WS参加の方の中には、帰宅後の車の中で短時間一人の時間を持ってみることに気付かれた方もみえました。それぞれの生活スタイルに合わせたヨガのあり方。それをみなさんと一緒に考える機会がもてたことをとても嬉しく思います。


嬉しいことに今後も参加したいというお声を沢山いただきましたので、次回は春〜夏頃に愛知常滑でWSが出来ればなと思っています。

みなさま今後ともよろしくお願いいたします。

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