IYAインターン_若い女性への教育推進活動(LNI)

現在滞在させて頂いているLadakh Nuns Association は、レーの中心から約7キロ離れたSaboo Villageという場所に新たな僧院を建設しています。
この場所は、LADAKH NUNS INSTITUTE & PUBLIC LEARNING CENTERと呼ばれるとのこと。(ホームページを試訳、参照)

LNAでは設立当初からの目的である若い尼僧さん/若い女性への教育活動を行っていますが、さらにLadakh Nuns Institute (LNI)と呼ばれる教育機関としてこの教育活動を発展させていく試みがとられています。

ここでは教育カリキュラムをさらに強化し、仏教と一般社会の研究、ライフスキル、仏教の原則をラダックの社会問題に適用する実践的な研究/取り組みを組み込んだ、ラダックの尼僧の皆さんのための総合的な訓練プログラムを展開していく場所になる予定です。

LNIの場所はレーの郊外(レーから7キロメートル)の7.5ヘクタールの面積で、200人収容可能な宿泊施設、薬草の加工施設や、調剤薬局を備えた診療所、学校、図書館、集会所などで構成されます。また多目的ホール、管理棟、リトリートセンター、薬草や野菜の菜園なども作られるところで既に木々が植えられたりしています。

先日この場所へ訪問させていただき、LNAの設立者であるVenerable Dr. Tsering Palmoさんと5年ぶりの再開をさせていただきました。毎日建設作業が続いていますが、あと数年はかかるだろうとのことです。建設作業の継続には費用なども重要になります。

Dr.パルモさんは少し前に足首を怪我されてしまい術後とのことでしたが、歩けるまでに回復されたとのことで以前と変わらず柔和な笑顔でお話をしてくださいました。
若い尼僧の方々へ質の高い基礎教育を提供していこうという思いは、LNAの滞在中も先輩尼僧さん達の、若い尼僧さんへの接し方からも強く感じます。家族や経済的な問題で自宅にいては十分な教育を受けられないような環境にいる子供達が親元を離れ、LNAの僧院での生活を送りながら毎日学校に通い勉強を続けています。

先日もボランティアでLNAで長年教育プログラムを提供されているというJayaさんにお会いしました。特に学校が休みの冬の間にLNA内で勉強の指導をされているとことです。
こちらもヨーガを通して、尼僧さん達への健康教育やセルフケアのツールの提供が出来ればと改めて思いました。中にはインストラクターへ興味を示してくれる方もみえるので、将来この若い尼僧さんを中心とした教育施設兼チベット伝統医療のリトリート施設で、尼僧さんがヨーガ指導を行う日が来ると嬉しく思います。

インドでは、ヨーガがセルフケアのツールとしてとても重要な位置を占めていると感じます。これがWHOやAyush省が推進する低コストでの国民全体への健康推進活動であると実感しています。
私たちのヨーガクラスも毎日3クラスが継続されています。ぜひこの調子で続けていければと思います。本日もありがとうございました、、、

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