YAインターン_世界遺産レッド・フォート
今週末はデリーの世界遺産であるレッド・フォートを訪ねてきました。
レッド・フォート/赤い城はヒンディー語でラール・キラーと言います。インドのデリーにあるムガル帝国時代の城塞でムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが居城として築きました。アグラにあるタージ・マハルもシャー・ジャハーンによって建設されています。
レッド・フォートにはコーランに描写された楽園を実現した宮殿と庭園が点在し、ペルシャ、ティムール朝、ヒンドゥー教などの影響を受けたムガル様式のイスラム建築が並んでいます。2007年にユネスコの世界文化遺産に登録され、「ムガールの創造性の頂点」を象徴するものとして特徴づけられています。(Wikipedia より)
1639年から9年をかけて1648年に完成。城塞の赤い色は建材として用いられた赤砂岩のものです。要塞はヤムナ川沿いにあり堀に水が供給されていた他、ヤムナ川を通じて建材も運ばれていたとのこと。
歴史的には1739年にナーデル・シャーが侵略した際に芸術作品や宝石が略奪され、また18世紀になるとイギリスによるインドの植民地化が進み、1857年のインド大反乱の際に、イギリス軍が駐屯地として接収。大理石の構造が破壊されたり、兵舎が設立されるなど城内は大きく造り変えられているとのこと。
1947年8月15日にインドの初代首相ネルー首相がレッドフォートのラホリ門の上に国旗を掲げたことから、毎年8月15日の独立記念日には、ここでインド首相の演説が行われます。
ラホール門
チャッタ・チョウク (Chhatta Chowk)
ラホール門とつながるアーケード。今もバザールで賑わっています。政府の補助にて店舗代が免除されているため値段は外のバザールと変わらないとのこと(現地ガイドの説明)
ナウバット・カーナ(Naubhat Khana)
当時の王族の楽しみは連日の音楽鑑賞だったとのこと。この場所で様々な音楽が奏でられていたのだなと思うと愉しくなります。
ディワーニ・アーム(Diwani Aam)/一般謁見殿
一般の民衆への集会がここで行われていたとのこと。大理石のはめこみで装飾された部分は絵の具の違い模様がそのまま残っています。その代わりはめ込みが落ちたところは穴になっています。
王室の公務や皇族への集会がここで行われていたとのこと。黒く見えるところは以前は金が貼ってあったとのことです。
モーティー・マスジド(真珠モスク)
写真左に写る白い大理石に囲まれたモスクで、王族専用で使用されていたとのこと。
ムガール皇帝シャー・ジャハンの妻のために建てられ、王室の女性宿舎となっていたとのこと。大きな浴室やスチームバスもあったとのことです。
その他情報:
入場料は外国人向け値段は現在600Rps(2023.06.04現在/建物のみ)と過去の情報を見ると値上がりが続いているようです。ネットにはオーディオガイドが借りられるとの情報がありましたが、受付で確認したところ今はないとのことでした。園内に英語や日本語ガイドができる方が数名いましたので、私は日本語ガイドをお願いしました(600-800Rps/回)。
日曜日はマハーバーラタを鑑賞。ヒンディー語だったので一つ一つの言葉を理解するのは困難でしたが、芸術的側面や迫力のある演技に圧巻。満席の会場でスタンディングオベーションもあり、隣の少年は途中で涙をしていました。物語や言語を含め勉強を進めていきたいと思います。
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