2022年11月〜12月インド再訪 カイヴァリヤダーマ研究所編
2020年5月にコロナ禍にてプネー大学留学に突然の帰国となり、そのまま約2年半・・・この度2022年11月やっとインドを再訪することができました。
今回の渡印の目的は、1)留学中の荷物の整理や卒業証書を受け取ること、2)留学中の友人に会うこと、3)以前ディプロマやインターンをしていたカイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所を訪問すること、そして4)デリーのインド・ヨーガ協会を訪問することでした。
ここではまずカイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所についての今を紹介したいと思います。
この場所ではこれまで2014年6週間CCYコース、2017-2018年の9ヶ月DYEdコースで学生として参加し2018-2019年に8ヶ月インターンシップをしていました。その後はプネー大学に通っていましたがその間の訪問は1回のみ・・・今回は久しぶりのヨーガの実家へ帰省気分です、しかも今回はゲストとしてなのである意味とても気楽です(笑)
インド入国に際しては一時的に「Air Suvidha」ポータル上でのRT-PCR検査陰性証明書及び自己申告書(self-declaration form)の申請も免除された期間だったので、コロナに関する入国検査は一切ありませんでした(今は中国の感染拡大にて再度検査が再開されています。2022年12月29日〜)
コロナ禍にて3-4ヶ月は完全閉鎖となっていたカイヴァリヤダーマ研究所・・・ウェブでは毎日のように情報を見ていましたが・・・今の現場雰囲気はというと・・・非常に逞しくポジティブな雰囲気に包まれていました・・・
11〜12月のマハーラーシュトラ州のロナヴァラはカラッと晴れたとても過ごしやすい気候です。朝晩は少し冷えますが、日中は半袖に日よけを羽織る程度。キャンパスには緑が生い茂り、あちこちに花が咲いています。
ちなみにこちらはスワーミー・クヴァラヤーナンダジー、スワーミー・ディガンバルジー、そして2021年6月28日午後1時47分に旅立たれたスワーミー・マヘーシャーナンダジーのサマーディです、、、クティでは今もブラフマチャリアのラームダース氏によってプージャーが定期的に行われています。
1)研究所は科学分野の研究所(SRD)と哲学文献分野の研究所(PLRD)の3つがあります。
2)附属カレッではCertificate Course in Yoga, PG Diploma in Yoga Edu, Diploma in Yoga Therapyのコースが行われており、またKavikulaguru Kalidas Sanskrit Universityとの提携にてB.A Yogashastra, M.A Yogashastraのコースが開講されています。https://kdham.com/yoga-education/
3)そしてHCCでは、ヨーガ/自然療法/ナチュロパシー/アーユルヴェーダを利用した1週間から参加できるプログラムが提供されています。また各種ワークショップが運営されています。
今回のカイヴァリヤダーマ研究所の滞在は2週間、1週間目は一般的なヨーガ・リラクセーション・プログラムへ参加、2週間目はたまたま開催されていたDr R.S. Bhogal氏のMeditation for Continual Health and Creativity WSに申し込み、参加することにしました。
HCCは大盛況で満室状態、ほとんどがインド人でしたがワークショップを中心にオランダ、フランス、シンガポールなどからきている方もみえました(外国人はリピーターやWS経験者が中心)。
この1週間の滞在ではHCCで実際に朝夕のヨーガ・クラスに参加(結局インターンの時のようにデモやアジャストのアシスタントを担当してました(笑))、リラクセーション・プログラム(2回/日)へ参加、 HCCの消化に良い菜食ミールを毎食いただき、朝のクリヤーでのネーティ/鼻腔の浄化、散歩を続けました。
今回の滞在期間中に多くの先生とのお話することができました。その中のいくつかを紹介すると、最近はカレッジにくる学生の年齢層も上がってきており以前は20代中心だったのが30代中心となり、ヨーガのセカンドキャリアとしてコースに参加する人が多くなっているとのこと。私の時と比較しても落ち着いた学生さんが多くなっている印象でした。また「自分の為のヨーガ」と「キャリアとしてのヨーガ」という2面がより明確になっており、それぞれのバランスが必要とされているとも感じました。
HCCセンターでは多くの講師の入れ替えが起こっていましたが、シニア・ティーチャーがマニュアルに沿って新人ティーチャーのクラスをしっかりとチェック(各クラスを録画もしているとのこと)しクラス内容/質の維持・向上が図られていました。こちらの写真はHCCシニアティーチャーのサンディヤ先生です、、、突撃インタビューにも快く応じて下さいました。
HCCでは朝晩のヨーガ・クラスに加え、1日2回のリラクセーション・クラス(各45分)があります。こちらのクラスはデーハ・ダーラナー(身体感覚への意識)とプラーナ・ダーラナー(呼吸意識)というタイトルが付けられており、ヨーガ的リラクセーション技法であるヨーガ・ニドラーのインストラクション等を組み合わせたセッションが行われていました。参加者も私がインターンをしていた2018-2019よりも数倍多くなっており、“ヨーガ“プログラムへの意識が高まっていることを感じました。
コロナ禍を通じてインド全土でヨーガへの意識が高まっており、“自分で自分の健康を守る” “最近ヨーガに興味を持つようになった” “特にストレス解消のために始めたの”などと話してくれるインド人の方も見えました。
今回はカイヴァリヤダーマ研究所HCCのCEO兼インド・ヨーガ協会/Indian Yoga AssociationのSecretary General であるシュリー・スボード・ティワリ氏とミーティングの機会を得ることができ、今後のインド・ヨーガ協会へのインターンのお話などもすることができました。
コロナ禍を経て益々前進するヨーガ改革、諸外国である日本としてもその流れに沿い、縦横の関係性もより風通し良くなっていけばと思います。
IYA訪問についてはまた次のブログに書いていこうと思います。お読みいただきありがとうございました。
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