「グランディング」について(10/25クラスFB)

本日は午前中に東中野でのクラス、夜に新橋でのクラスを行いました。

合計で20名以上の方にお越し頂きまして嬉しい限りです。

今日のテーマは「グランディング」

きっかけは最近友人とラインをしていた時に「たまにはゆっくりしてね、ヴァータの季節だもんねー!」と言われたことがきっかけです。

最近は私もプライベートも忙しく、何かと不規則は日々が続き、疲労や不安定さを感じていました。そこでふと自分の中の「ヴァータ」が強くなっていることに気がついたのです。


「ヴァータ」

皆さん聞いたことはありますか?

これはインドの伝統医学、アーユルヴェーダの中の用語です。

人の性質は3つに分類され、風の性質をヴァータ、火の性質をピッタ、水の性質をカパと呼びます。人はその3つの性質をそれぞれのバランスで持っているのですが、周囲の様々なものに影響され、絶えずそのバランスは変化します。バランスが整っている時は、もちろんそれぞれの性質に長所があります。

しかし、1つの性質が非常に高まったり、本来の自分のバランスから大幅にズレが生じると様々な面でアンバランスさが生じてきます。

ただ今は秋冬で、ヴァータの性質が高まりやすく、バランスを崩しやすい時期にあります。

バランスを崩すと身体的には冷えや乾燥。精神的には落ち着きがなくなったり、不安になりやすかったり、落ち込みやすくなってしまったり・・・。

そんなときに必要なのは、風のエネルギーを落ち着かせて、その他の性質を高めてあげることです。例えば生活では、毎日のルーティンを何か決めて同じ時間に続けて行う、食事を同じ時間にとるようにする、家でゆっくり過ごすこと、情報から一旦離れて静かにしてみる、瞑想などなど。。

ヨガクラスでも今日はグランディングをテーマにどんな姿勢であってもその時の重心をしっかりと捉えること。土台を安定させること。表面に多少の変化が生じても、土台を安定させておくことでブレない状態を作ることなどを意識したクラスを行いました。

タダーサナ(立位)では、やや体重をかかとにかけ重心をぐっと地に降ろします。

猫のポーズでは、4点で土台を作り、その土台が胴体の動きに左右されないように。

などなど。

また、午前中はグランディング効果の高い、ウジャイ呼吸法の練習や、自分と大地をつなぐための簡単な瞑想を実践しました。

アサナは単なる身体運動ではなく、ヨガを構成する要素の中の1つです。

「マットの上が人生」だと私の先生も良く仰ってましたが、それくらいに大きな意味を含みます。

そのアサナ(姿勢)を通して自己の内観を深めること、またアサナの持つ一つ一つの意味合いを知るこでより深い練習や学びを得ることが出来ます。

クラスにおいても、自己の内観を行いながらと同時にその意味を知り、実践と知識の両方から学びを深めていけるよう工夫させていただきたいと思います。

まだまだ思いはありますが、今日はこの辺りで。

近々アーユルヴェーダについても少し詳しく説明していきたいと思います。

shanti

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