カモメのジョナサン(完成版)

「カモメのジョナサン(完成版)」という本を知っていますか?

米国リチャードバック作で、1970年に発表されてから世界ベストセラーとなり、2012年自身が小型飛行機での事故にて瀕死の重傷を負ってから最終章が追加され発表されました。


ふと古本屋さんで綺麗な水色のカバーに惹かれて購入。

いつくか気になったフレーズがあったので、ご紹介したいと思います。


「生活の中で最も重要なことは、自分が一番やってみたいことを追求し、その完成の城に達することだ。そしてそれは空を飛ぶことだった。」

「カモメにとって飛ぶのは正当なことであり自由はカモメの本性そのものであり、そしてその自由を邪魔するものは、儀式であれ、迷信であれ、またいかなる形の制約であれ捨て去るべきである。」


「噂というものは、誰かを悪魔にしちまうか神様にまつりあげてしまうかのどちらかだ」

「彼らは偉大なジョナサンの名のまわりにある硬直した儀式や儀礼を拒み、日常生活のむなしさに悲しみを覚えながらも、少なくとも自らには正直で、今の自分の日々がむなしいという事実にまっすぐ向き合えるほどの勇気があったのだ。」


「もっと他人を愛することを学ぶことだ。よいか」

「憎しみや悪意を愛せないのはな。きみはみずからをきたえ、そしてカモメ本来の姿、つまりそれの中にある良いものを発見するようにつとめなくちゃならん。彼らが自分自身を見いだす手助けをするのだ。わたしのいう愛とはそういうことなんだ。そこのところをのみこみさえすれば、それはそれで楽しいことなんだよ。」


生きる目的、儀式や儀礼と本質の差、愛情とは・・・など学ぶこと、考えさせられることが多い作品でした。ヨガの哲学とも共通する部分が多くあります。

とても読みやすい本です。

気になったかたは是非読んでみることをお勧めします。

そして読まれた方は、感想を一緒に共有できれば嬉しく思います。

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