インド留学記 番外編:穂高養生園 ヨーガ・ワークショプ


前回ブログ更新からご無沙汰しております。
インド留学中でありましたが、5月に日本へ一時帰国。8月6日からオンラインで大学院の授業が再開しております。
 
それと並行しまして10月は、毎年長野県安曇野市にある「穂高養生園」主宰で開催されている、相方宏・ひで子先生による「伝統的ヨーガの理論と技術/AB日程〜インドのヨーガ改革の方向性とヨーガとの付き合い方」「伝統的ヨーガの理論と技術C日程〜ヨーガと伴にある生活〜」、さらに先生方の貸切ワークショップにアシスタントとして参加させていただきました。
 
全日程を合わせると、約3週間穂高養生園へ滞在となりました。
 
今年はコロナの影響にて、各ワークショップは10人前後の少人数制です。
アットホームで、贅沢なワークとなりました。
 
全ワークショップで共通して確認されたこと:
· インド政府主導のヨーガ改革、ヨーガの規格化・資格化について
· インド政府AYUSH省により2015年に策定された「ヨーガ・プロトコール」について
· 各流派に捉われない、「ヨーガの無印良品化」
· パタンジャリのヨーガ・スートラや、ハタ・ヨーガ文献、そして近代的サイエンスに基づいた丁寧なヨーガの実習
 
▶︎各ワークから少しずつ
▶︎「伝統的ヨーガの理論と技術C日程〜ヨーガと伴にある生活〜」
C日程の参加は初めてでしたが、こちらはあえて講義時間のない、より生活の中でのヨーガの体感に重点を置いたプログラムです。
実習では、リラクゼーション理論に基づいた筋緊張を緩める技法や、各種アーサナ、プラーナーヤーマ、そして瞑想へのシームレスな実習。
浄化法の実習(ジャラ・ネーティ、スートラ・ネーティ、カパラ・ランドラ、シート・クラマ・カパーラヴァーティ等)

さらに「ヨーガ・プロトコール」に基づいたヨーガ実習も行われました。

先生の仰る「ウイルス対策には、口うがいと鼻うがい!そしてウイルス落としにはカパラ・ランドラ」というのは、そのうち世間の常識になるような気がします笑
カパラ・ランドラは、軟口蓋のマッサージですが私も今年の4月頃から始め、今では毎朝のルーティーンとなりました。ウイルス落としに加えて、反射機能の最適化、自律神経への刺激、眼の血流促進など体感として効果を感じます。
 
▶︎貸切プログラム
貸切編に於いても、現在のインド側のヨーガ改革を確認した上で、、、

また基本的なヨーガ理論である「ヨーガ・スートラ」や「ハタ・ヨーガ」、そして基本的なヨーガ技法を共有している皆さんと伴に、それを深めていく方向性となっています、、、

技法: 基本の呼吸法から、クンバカを取り入れながらのプラーナーヤーマ、各種プラーナーヤーマのバリエーションの実践、
思想:
日本人としてヨーガと仏教に関連した講義、、、

ヨーガの基礎知識から、このようにヨーガの奥深さにぐんぐんと繋がっていくのは、本当に終わりがなく、興味が付きません。

 
ちなみに穂高養生園は、健康の3つの柱「食事、運動、休養」という総合的なホリスティックな観点から、一人ひとりが主体性をもって自らの健康を高めることを目指している施設です。
これらの視点は、インド側の示すヨーガ的視点からみても同じ要素が含まれます。

養生園で再確認したこととして、
やはり主体的に「自分の健康は、自分で守る!」ということ。
そのためには、食事、活動と休息を中心とした生活スタイル全体の見直しが必要となります。そしてそこにヨーガの技法を加えて、老廃物を排出、筋緊張を最適化、自律神経のバランスを最適化、心を最適化、、、
今年度のワークショップでも「ヨーガによるトータル・ヘルスケア」という言葉が聞かれました。健康への興味と探究は尽きませんね、、、
 
今年の穂高のワークショップは11/1までで終了、そして空気を読んでどうにか待っててくれたのか、大学のオンライン授業の拡大が11/2からとの連絡。
帰宅後すぐに、授業参加です。
 
現在10月中断となっている「オンラインCYPの実習・ミニ講義」も、新しい状況が整い次第再開したいと思っております、もう少々お待ちくださいませ。
皆さんとお会いできるのを愉しみにしています!
ワーク最終日恒例のインドカレー!
見た目もお味も最高です、、、
オフの日に、中房温泉までお出掛け。
少しハイキングのつもりが、雪山登山に笑
富士見ベンチから、遠くに富士山が!
日本の秋は美しい、、、

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